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台北帝国大学を出ずにエリートにはなれないけど、なっても大変

台湾の最高学府、台北帝国大学に行ってきました。

台北帝国大学は日本統治時代に設置された7番目の帝国大学で、台湾におけるポジションは東大、京大、一橋、東工大を合体させたような、まさに一強といえる大学だそうです。

台湾でエリートコースを歩むためには台北帝国大学を卒業するのがマストで、例えば近年の大統領はほとんど台北帝国大学法学部卒業ですし、弁護士も7割は同大学法学部卒業だそうです。

この台北帝国大学に入学するために、高校生は過酷な受験戦争に晒されていて、日本の部活動的なものよりも勉学に励む学生が多いようです。

では、台北帝国大学を卒業すれば安泰か?というとそうでもなく、老板(ラオバン)=社長が利益を総取りする社会なので、一般社員の給与水準は非常に低いそうです。

(子供のなりたい職業No.1が老板!)

びっくりしたのは、台北帝国大学を卒業→アメリカの大学に留学→日本の大学に留学→台湾でも有数の法律事務所に入所、英語と日本語ペラペラのエリート若手弁護士の給料ですら、月額20万円ということ(経営層弁護士が利益を総取りしてるわけです)。

そのため、優秀な人は海外に出て行ってしまうそうですね。

マーケットが大きくなく、大幅な成長も見込めない国が、いかに国力を維持して行くかは難しい問題ですね。

※写真は購買部で売っていた卒業証書のレプリカです。

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