IT化による高い生産性を実現している北欧諸国の政府、企業の取組を学ぶべく、スウェーデン(ストックホルム)、エストニア(タリン)、フィンランド(ヘルシンキ)を回ってきました。
そこで得た情報、私の気づきを、皆さんにもシェアしたいと思います!
まずはじめに、キャッシュレス化率98%(現金使用率が2%!)というありえないほどのキャッシュレス社会を実現したスウェーデンの現状をレポートします。
- 政府は、あらゆる場所で現金の不使用を促して、現金を扱わない店に優遇措置をとるなど対策
- その狙いは、脱税やマネーロンダリング対策、窃盗・強盗対策、現金発行コストの削減
- 紙幣のデザインを頻繁に変えて、不正蓄財を許さない(2020年までには、紙幣を廃止するのではと言われている)
- 複数の銀行が集まって、スマホ用送金アプリ「スウィッシュ」を開発。相手の連絡先を入力して簡単に送金(周りの人のスマホを見ると、誰もがホーム画面に置いている!)
- お店の会計は基本的にカード(現金お断りのお店もあるほど)
- それどころか、スーパーはセルフレジが普通に導入されている(自分でバーコード読み取って、カードで決済)
- カードを持てない小さい子供には、親がデビットカードを与える(10歳位になると、親がカードを与えるそうな。子供が何を買ったかも、カードのオンライン明細で確認できて安心)
スウェーデンに滞在中、現地通貨のクローナは一度も使いませんでした。
現金を使わずに済むのって、本当に気楽で便利です。