エストニアで毎年5月に開催されるテックカンファレンス「Latitude59」、北欧のスタートアップと世界中の投資家が集まる一大イベントに参加してきました。
日本人投資家の方にスタートアップ界隈の面白い話をいっぱい聞いたので、シェアします!
- ヨーロッパのスタートアップの約半分が北欧で、その更に約半分がスウェーデン(ストックホルム)
- スウェーデンは王国(支配国)で非参戦国。国内のキャッシュの蓄積が北欧の他の国とは違う
- シリコンバレーではGoogleやFacebookなど、スタートアップを高く買ってくれる会社が多いから、彼らに売りやすいサービスのスタートアップが多い。イスラエルは軍需産業が強いので、軍需系のスタートアップが多い。スウェーデンは幅広い。フィンランドはNOKIAのお陰で通信系が多い。といった感じで、国によってスタートアップの得意分野も違う
- 例えば福岡の会社がwebサービスを全国展開してるとして、別に東京にしょっちゅう来るわけではないように、北欧にとって、ヨーロッパ全域やアメリカなどは、まさにそういう感覚
- 国全体のキャッシュがそんなにないので、スタートアップも投資家も、ヨーロッパ全域やアメリカなどを始めから前提
- 日本だとバイアウトのマーケットが小さいけど、欧米は大きい。IPOで市場が常識的な値をつけるよりも、未来を見据えたメガベンチャーのCEOがバリュエーションを高く評価してくれるし、IPOよりも短いスパンでエグジットできる。始めから大企業にバイアウトすることを前提に、尖ったサービス(特定の機能に特化)を開発するスタートアップも多い
- 特に北欧では、寒い国ゆえの屋内消費、屋内業務完結志向。目が肥えた消費者故に、高クオリティのプロダクトを生み出せる
スタートアップといえばシリコンバレーなイメージが強いですが、北欧が今熱いですね。