バンコクでは今コワーキングスペースの数も利用する人も増えているそうです。

というわけで、バンコクの主要なコワーキングスペースをいくつか回ってきました。

日本のコワーキングスペース事情も多少は知っていますが、バンコクと日本で同じだった点はいくつかありました。

平米数の広い大手企業がやっている所は、コミュニティかワークかとなると、ワークを重視するようになるし、投資ファンドがやっている所は、自分の出資先という感じになるし、大手企業が不動産収益事業と関係無い何かしらの目的でやっている所は、無料だったり格安だったりするし、ではそれによって小さい所が駆逐されるかというとそんなことは無く、小さい企業がやっている所は、コミュニティかワークかとなると、コミュニティを重視するようになっていて、そういう所は同じでした。となると、運営者側が考える戦略もきっと日本と同じでしょう。

違った点は、やはり利用者の国籍が色々あるところです。

日本だと、やはり日本人の利用者が圧倒的に多いですけど、バンコクはタイ人利用者もいますが、ロシア人や欧米人や中国や韓国や日本などのアジア人も多かったです。

あとは、おそらくドロップインの価格帯が日本と同じくらいなのには驚きました。

バンコクのコワーキングスペースのドロップイン利用料が、だいたい300バーツで、これは日本円だと1000円くらいですが、日本のコワーキングスペースのドロップイン利用料もそれくらいですよね。

ということは、タイは物価相場が日本の3分の1とか4分の1なわけですから、それだけ高単価ということですね。

タイに住んでいる人の感覚ですと、ドロップインによるコワーキングスペースの一時利用といのは、日本でいうところの1日3000円とか4000円感覚ではないかと。

なので、それを払える人がコワーキングスペースに集まっているという感じになりますね。

バンコクの賃料坪単価も聞いてみたのですが、どんなに良い所でもいわゆる日本換算で坪1万円くらい、安い所はもっと全然安いと聞きました。

それでこのドロップイン単価だと、ビジネスとして成り立ちそうだし、コミュニティ形成を考えたときに、高単価の価格帯でも来れる人たちのコミュニティとサポートとなると、運営側としてもやりやすいでしょう。

というわけで、そもそも起業をする人がいるのか、パイがあるのか、という問題はありますけど、もしそれがあるんなら、コワーキングビジネスは中小規模でも日本より全然成り立ちそうですね。

大手通信キャリAISの運営するコワーキングスペース「AIS DESIGN CENTRE」

コワーキングスペースというより、自習室や図書館という感じ。コミュニティ形成感ゼロ

小規模系コワーキングスペースながら成功しつつある「HUBBA」のHubbatoモール店

雰囲気が良く、コミュニティ形成ができている感がありました

こちらはHUBBAのDIICOVERY店。巨大なショッピングセンターの中にあります

こじんまりとしてますが、居心地は良いです