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超IT先進国エストニア

IT先進国として最近よく耳にするエストニア。

人口約130万人の北欧の小国が、一体どんな取り組みをしているのか?

現地でNGOの方から聞いた話は衝撃的でした。

・エストニアでは生まれた瞬間に個人番号が発行されて、あらゆる場面で個人番号が利用され、利用履歴がオンラインで管理される

まるで夢のような未来世界ですね。

なんでこんなにうまく行ったかというと、歴史的に大国の侵略を受け続けていて、現在はロシアの侵略が現実的な脅威となる中で、例え国土を奪われてもオンラインで国家が存続し続ける仕組みを作る差し迫った必要性があること、ソ連からの独立時に何もない国だったので、ゼロベースで仕組みを作ることができたこと、冬が長くて極寒で外出することすら困難なので、家やオフィスの中で手続きが完結するという利便性が高く評価されたこと、といった、歴史的、地政学的、気候的要因も大きかったようです。

ちなみに問題としては、リテラシーの低い高齢者などが十分に使いこなせないとのこと。例えば年金支給日には、高齢者が銀行窓口に大行列を作ったりして大変なそうです(ただでさえ窓口の数も少ないので)。

とはいえ、全世代がデジタルネイティブになる将来的には、こういう問題もなくなるのでしょうね。

 

e-Estonia showroom

「e-Estonia showroom」という、国の産業協力プロジェクトとして独立行政法人の支援を受けて設立されたNGO団体の運営するエストニアの最先端のIT産業を紹介する施設でお話を聞きました。

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