IT化による高い生産性を実現している北欧諸国の政府、企業の取組を学ぶべく、スウェーデン(ストックホルム)、エストニア(タリン)、フィンランド(ヘルシンキ)を回ってきました。

そこで得た情報、私の気づきを、皆さんにもシェアしたいと思います!

前回に引き続き、今回もスウェーデンの情報です。

世界幸福度調査、世界競争力調査、男女平等ランキングで常にトップ層にいるスウェーデン、その社会の仕組みは、想像を超えるほどに合理的でした。

  • 収入に係る税率は平均60%(年収500万だと、300万は税金で持ってかれる!)
  • そのため、税金の使われ方は超シビアにチェック(税金は国へのデポジットで、適正な配分を行政サービスや年金で受け取る意識)
  • だから投票率は80%超えが当たり前
  • 共働きも当たり前(専業主婦は4%)。少ない労働人口をフル活用
  • 高齢者の子供との同居率は4%(日本は44%)。子供は基本的に介護をしない。高齢者自身で自活してもらいつつ、自治体が在宅ケアサービスを提供
  • 老人ホームは死期が近づいたら入るもの。老人ホームに入ってから通常18ヶ月以内に亡くなる(胃ろうは虐待だと考えて実施しない)
  • 医療費も大部分は無償(自己負担額も最大限1万円ちょい)
  • 教育費も無償(その代わり教育は実学重視。社会に出る前に研修を済ませてくれる職業訓練機関的位置付け)

日本も将来的にはこの方向に向かっていくのかな、と思いました。

ストックホルムの街並み