世界中が暗号通貨の規制に向かう中で、ベラルーシは世界に先駆けてICOが合法化され、暗号通貨取引やマイニングで得られる所得が2023年1月1日まで非課税とされました。

ここ何度か記事で書いているとおり、ベラルーシはエンジニア人材が豊富です。その一方で、国力も通貨も弱く、失うものは何もありません。

そんなベラルーシが、この世界的な暗号通貨の波を前に、今こそチャンスだと国を挙げて暗号通貨産業に力を入れているのですね。

しかも、同じような立場のバルト三国が、EUに加盟してるために暗号通貨産業に手が出しにくい(マネロン対策の厳しいルールなどを守る必要がある)中で、EU非加盟国のベラルーシは逆にそれがアドバンテージになっているわけです。

かくして「暗号通貨大国」となったベラルーシでは今、ブロックチェーン系のスタートアップが盛んだそうです。

というわけで、ベラルーシのブロックチェーン系のスタートアップのピッチを聞いたのですが、、、よく分かりませんでした(汗)

もちろん僕の英語力にも問題があるのですが、にしても話が長いし回りくどいし細かくて、アウトラインすら掴めません。それがどんな課題を解決するの?何でブロックチェーンの技術を使う必要があるの?をズバッと語ってもらえませんでした。

どうやらベラルーシのブロックチェーン系のスタートアップあるあるな問題だそうです。皆さんテッキーなのでプレゼン力が高くないですし、まだまだエコシステムが薄いので、他の人のピッチを見たりVCからのフィードバックを受ける機会が少なく、ピッチが洗練されてないようです。

その一方で今、ベラルーシではブロックチェーン系のスタートアップがICOで簡単に5億くらい資金調達できてしまっているそうです。

「暗号通貨成金」達のお金が余ってるし、とりあえずよく分からんけど今のうちにツバつけとくかという感じで、世界中からお金が集まるのですね。それだけの資金を普通にVCから調達するのがどれだけ大変か…。

それこそ、プロダクトができていないどころか、開発の準備もできてない(アイディアレベルの)段階で、どかんとICOで資金調達ができてしまうというバブル状態だそうです。

ただまぁ、お金の使い方も慣れてないスタートアップがドカンと資金を調達しても、うまくいかないですよね。ステップバイステップでいかないと。